採用活動にもテクノロジーを!採用チャットボットを活用した初期スクリーニングの実現

タレントプールや次世代型適性検査など、HRTechの利用はリクルーティングにも広がりをみせています。リクルーティング活動におけるHRTechとして、今回は採用チャットボットをご紹介します。

採用チャットボットとは?

AIを活用したシステムを介して、メールやSNS、メッセージングアプリなどで応募者とのやりとりができるシステムのことを採用チャットボットといいます。
チャットボットは顧客サポートの領域では徐々に利用が進んできています。それをリクルーティングのプロセスにおいて活用しているのが採用チャットボットです。

リクルーティングの流れは、大きく以下の4つに分類されます。

1. 採用の告知
2. 応募者の募集
3. スクリーニング(一次選考)
4. インタビュー設定

2、3、4のプロセスでは、通常は応募者とのやりとりを採用担当者がマンパワーをかけておこなっています。人に近いユーザーインターフェースを用意することで、これらの業務を可能なかぎり自動化するのが採用チャットボットです。

メリット

採用チャットボットを活用することで、応募者からの質疑応答対応の自動化とともに、やりとりを通じて応募者の経験やスキルレベルを取得することができるため、スクリーニングまで実施することができます。

これまでは、人材を大量採用するときは、セミナーを開催し、N:1のやり取りを経てインタビューまでの絞り込みをしていました。しかし、これらの業務を工数をかけることなく1:1のコミュニケーションを行い、やり取りのログなども残しデータを収集することで、採用プロセスを効率化・スピードアップさせることができます。さらに応募者の満足度向上やデータ分析など新たな価値の創造も期待されています。

活用事例

アメリカでは、陸軍の採用活動にこの採用チャットボットは活用されています。

ASK SGT STAR
https://www.goarmy.com/ask-sgt-star.html


こちらのバーチャルガイドに様々な質問をすることができます。

「Launch SGT STAR」をクリックするとチャットボットが出現します。

こちらに質問を入力すると即座に返信がきます。

「How do I apply? (どうやって申し込みすればいいですか?)」のような適切な質問に対してはWEBサイト自体も反応し、適したサイトへ切り替わります。

このようにして、サイト訪問者を適切なページに誘導し情報提供を自動化しています。

まとめ

これまで、リクルーティング用のシステムとしては、ATS(Applicant Tracking System 応募者管理システム)が多くの企業に導入されてきました。
しかし、ATSはプロセス管理のツールであり、応募者とのやりとり自体は人手を介して行う必要があります。
AIやビッグデータの台頭で人とのコミュニケーションの部分までがテクノロジーで代替する時代がきています。今回ご紹介した採用チャットボットは、これからの採用活動のイノベーションとして大きな転換期になっていく可能性もあるのではないかと考えられます。