【スタート、ストップ、コンティニュー】1on1やフィードバック時に使える効果的なフレームワーク

年初に目標を立て、年度の終わりに目標の結果に対して評価をし、フィードバックをする。そんなこれまでの人事評価の仕組みがビジネスのスピードが早くなり通じなくなってきています。先進的な企業では1on1を取り入れたり、ノーレイティングの仕組みを取り入れ始めています。
そんなときに重要なのが、面談時のコミュニケーション。上手にコミュニケーションをすることで部下の成長を促すことも可能になります。今回はそんな面談時のコミュニケーションに活用できるフレームワーク「スタート、ストップ、コンティニュー」についてご紹介します。

「スタート、ストップ、コンティニュー」とは?

「スタート、ストップ、コンティニュー」とは、フィードバックを効果的に行うフレームワークです。面談時などに話しあう内容をリスト形式で集約し、全体結果を分析しながら次の3つに分類します。

スタート(Start)・・・これから何を始めるか
ストップ(Stop)・・・今までしてきたことで何をやめるか
コンティニュー(Continue)・・・何をこれからも継続していくか

組織の中では、優秀な人に仕事が集まり、一部の人だけが業務過多になるケースが多々発生します。気がつけば、本来しなくてもいいことをしていたり、またやめるタイミングを逃したまま形式的に実施している業務も少なくありません。定期的に「スタート、ストップ、コンティニュー」を実施することで、優先順位が常に明確に整理され、次の行動を迷いなく促すことができるため、業務過多を緩和させることもできます。

有用性について

「スタート、ストップ、コンティニュー」はシンプルなフレームワークなので、マネージャ―から部下、部下からマネージャー、チームメンバー同士、クライアントからプロジェクト全体のフィードバックなど、様々なシーンで活用することができます。個人だけでなく、チーム成果、業務プロセス、プロジェクトなどにも活用できる汎用性の高いフレームワークです。

複雑な評語や評点を付ける必要がなく、フィードバックプロセスもシンプルなので年に複数回行うことができるのもポイントです。

ビジネスのスピードが早くなり、あっという間に立てた戦略が通用しなくなる昨今。工数をかけずに高い頻度で現状分析と見直しを行うことが求められている現代において、シンプルなフレームワークである「スタート、ストップ、コンティニュー」は大きな効果を発揮します。

まとめ

シンプルなフレームワークである「スタート、ストップ、コンティニュー」ですが、出てくる内容に対して、どれに分類をするかを決めることはとても重要な判断です。本来は「コンティニュー」にすべき内容を「ストップ」にしてしまったり、逆に「ストップ」にすべきものを「コンティニュー」にしてしまい、何も整理されない、では本末転倒になってしまいます。
判断には、自社の戦略理解、目指す方向(ビジョン)の理解など、俯瞰的に物事を捉えられる総合力が必要とされます。これらをしっかりと判断して仕事を進めることができる人材が社内にいるかどうか、人材採用、人材育成は今後もより重要な経営課題になってくることが考えられます。